監修:松本 勝利(KMY店長)
子どものころからカブトムシ・クワガタが大好きで、ブリーダー歴35年。パチンコ店の店長を経て、2026年に独立しました。奈良県桜井市のファームで、ヘラクレスやニジイロを育てています。くわしいプロフィール
ヘラクレスオオカブトなど大型のカブトムシは、卵から成虫になるまでに1年6か月〜3年ほどかかります(種類や育て方によって変わります)。成虫になってからの寿命は、1年前後です。
この記事では、ファームで約1,000頭のヘラクレスを育てているKMYのやり方をもとに、幼虫期間の流れと、期間を左右するポイントを解説します。
幼虫期間の流れ
| 時期 | 容器(KMYのファーム) | ポイント |
|---|---|---|
| 初令 | 430ccのプリンカップ | 1頭ずつ分けて育てる |
| 2令 | 430ccのプリンカップか800ccのボトル | マットは3か月に1回くらい交換 |
| 3令 | 1500ccのボトル | オスはラクボックスか大ケースに移す |
| 前蛹・蛹 | (そのまま) | 蛹室を作り始めたら動かさない |
| 成虫 | — | 羽化から1〜3か月ほどでエサを食べ始める |
オスをラクボックスや大ケースに移すのは、早いほどよいです。ただ、孵化(卵からかえること)から1年くらいたってからでも大丈夫です。
期間を左右するのは「温度」
KMYのファームでは、エアコンとサーキュレーターで、夏は22〜24℃、冬は20〜22℃に保っています。幼虫・蛹・成虫で温度は基本的に変えていません。
- 温度が低すぎる:活動が鈍って成長が遅くなり、最悪の場合は死んでしまいます
- 温度が高すぎる:早く成虫になりますが、小さな個体しか出なかったり、マットが早く傷んだりします
早く成虫にしたいからといって温度を上げすぎると、小さな成虫になりやすい、ということです。くわしくは「ヘラクレスの温度管理」で解説しています。
幼虫はどのくらい大きくなる?
ファームでは、150gを超える3令のオスの幼虫も育っています。羽化したオスは140mm〜155mmくらいが多く、これまでで一番大きかったオスは170mmです。
蛹になる前後の注意
- 蛹室(蛹になるための部屋)を作り始めたら、容器を動かさない・開けない
- 羽化しても、すぐには掘り出さず、自分で出てくるまで待つ
- オスとメスは、3令になると見分けられる(「幼虫のオスメスの見分け方」)
育て方の全体は「ヘラクレスオオカブトの飼育・飼い方完全ガイド」で解説しています。
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