監修:松本 勝利(KMY店長)
子どものころからカブトムシ・クワガタが大好きで、ブリーダー歴35年。パチンコ店の店長を経て、2026年に独立しました。奈良県桜井市のファームで、ヘラクレスやニジイロを育てています。くわしいプロフィール
ヘラクレスオオカブトのマットは、「幼虫を育てる用」と「産卵セット用」で選び方が変わります。幼虫用は食べて大きくなるためのマット、産卵用は発酵が進んだマットを選ぶのが基本です。
この記事では、ファームで約1,000頭のヘラクレスを育てているKMYが、実際に使っているマットと、選び方・交換のタイミングを紹介します。
マットは何のために使う?
- 幼虫のエサとすみか:幼虫はマットを食べて大きくなります。マットの質が、成虫の大きさに直結します
- 産卵の場所:メスはマットの中に卵を産みます
- 成虫の床材:成虫のケースの底に敷いて、乾燥を防いだり、つかまる場所にしたりします
KMYのファームで使っているマット
| 用途 | 使っているマット |
|---|---|
| 幼虫の育成 | ヤマイネさんのカブトマットに、オリジナルの添加剤を混ぜたもの/MDカブトマット プロEX |
| 産卵セット | 発酵が進んだマット(KMYのショップならMDカブトマット、HIROKA産卵マットがおすすめ) |
ファームでは、150gを超える3令のオスの幼虫も育っています。これまでで一番大きかったオスは170mmです。
産卵セット用マットの水分と詰め方
- 水分:手でぎゅっと握って団子を作り、手を放しても形が残るくらい
- 詰め方:ケースにガチガチに詰める
- ケース:大きいほどよく、高さもできるだけあるもの
店長によると、初心者がよくつまずくのが、この水分量と詰める強さの加減です。産卵セットの組み方は、別の記事でくわしく紹介する予定です(近日公開)。
マット交換のタイミング
- 基本は3か月に1回:よく食べる時期や季節に合わせて、間隔を変えます
- フンが目立ってきたら:マットの表面に幼虫のフンが増えてきたら、交換の合図です
- マットが傷んだら:コバエがわいた、水分でべちゃべちゃになった、というときは早めに交換します
交換のときは、古いマットを少し混ぜると、幼虫が新しいマットになじみやすくなります。
温度が高すぎると、マットが早く傷みます。KMYのファームでは、夏は22〜24℃、冬は20〜22℃に保っています(「ヘラクレスの温度管理」)。
使う前の注意
発酵させたマットは、袋を開けたときに発酵のにおいや熱が出ることがあります。KMYオリジナルマットの商品説明では、そのときは2〜3日ほどにおいや熱を飛ばしてから使うよう案内しています。
KMYで買えるヘラクレス向けのマット
| 商品 | 値段 | 商品説明より |
|---|---|---|
| MDカブトマット プロEX 10L | 1,050円 | 幼虫飼育で特に力を発揮。ヘラクレスなどで大型が羽化 |
| HirokA産卵用マット | 1,570円 | カブトムシ用の産卵マット。幼虫飼育にも使える |
| HirokAマット typeB-2 | 1,980円 | 無添加。産卵から幼虫飼育まで幅広く使える |
| KMYオリジナルカブトマット | 1,100円 | 大型カブトムシ向け。産卵・幼虫育成に |
| スーパービートルマット 10L | 1,200円 | ヘラクレスなど外国産カブトに |
| ふんわりマット 約5L | 550円 | 成虫の管理用。針葉樹で、つかまる場所が必要な大型カブトムシに |
※値段は2026年10月11日時点のものです。
幼虫の育て方は「ヘラクレスの幼虫の育て方」、羽化までの期間は「ヘラクレスの幼虫期間」で解説しています。
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